アメックスの航空機欠航時の保険「乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用」の申請体験談
アメックスの航空機遅延・欠航保険で3万円分の食事代が請求できる?遅延・欠航したら高級レストランをすぐに探さないと損??「乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用」の申請体験談

海外旅行に何度も行っていると、トラブルもそりゃ起きます。トラブルにどうやって対処するのかは経験値によるものが大きいかもしれませんが、人の体験談を聞くことで対処方法が事前にぼんやりとわかっているというだけでも、けっこう役に立つかもしれません。自分も他人の旅行でのトラブル体験は参考にさせてもらうことも多々あります。このブログでは、自分がトラブルに巻き込まれたときには、その体験談がいつか誰かの役に立つかもしれないなと思い、これまでにも何度か記事にして紹介してきたトラブル関連記事がありますが、今回の記事もそういったものの1つです。
海外旅行旅行時に飛行機が欠航になって、クレジットカードの海外旅行傷害保険についている「乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用」というものを申請した話をまとめます。保険というのは、どういったときに、どんなことが対象になっているのか知らないと、保険に入っている意味が0になってしまうことも多々あります。あとから知っても手遅れということも非常に多いです。
では、アメックスの海外旅行傷害保険を利用した話です。
海外旅行中に飛行機が欠航したのでアメックスの海外旅行傷害保険にある「乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用」で食事代を申請した体験談。
先日「【EU261】ヨーロッパ内で飛行機の遅延・欠航があると航空会社から補償金がもらえるので自分で申請してみた。」で記事にして紹介しましたが、イベリア航空でスペインのイビサ島からマヨルカ島に移動する際に、飛行機が搭乗直前になり欠航になるという事態に巻き込まれてしまったわけですが、EU261法というものを知っていたので、航空券の払い戻しとは別に補償金を17万円ももらうことができました。飛行機が欠航や遅延すると、旅程が台無しになってしまいますし、本当に面倒で、パニックになってしまう人もいるでしょうが、補償金がもらえることを知っていればちょっとハッピーな気分にもなれます笑。
そして、そして、こんな事態ではクレジットカードの海外旅行傷害保険も利用できることがあるんですよね。一例として、アメックスのプラチナカード(自分はこのカードの保険を今回利用しています)を保有している場合には、海外旅行傷害保険として、
カードを保有しているだけで上記のような保険が自動的に適用される状況になっています(いわゆる自動付帯というやつです)。保有しているカードにより、保険金の額や、自動付帯なのか利用付帯なのかはアメックスでもカード毎に異なる状況なので、陸マイラーの方なら何かしらのアメックスを保有している方が多いと思いますが、しっかりと自分で中身をチェックしておきましょう。
アメックスゴールドプリファードの場合だと、
「カード決済あり」と書かれているので、カードで航空券や電車の運賃を支払いした場合のみ海外旅行傷害保険が適用になります。利用付帯というやつです。
ANAアメックスゴールドなら、
ということでこちらも利用付帯ですね。利用付帯のクレジットカードを保有している方は、海外旅行に行く前に空港に行くまでの電車・バスをクレジットカードで支払いしておくだけでも海外旅行傷害保険が適用になるので(タクシーは不可)、必ず利用付帯の条件を満たすようにだけしておきましょうね。
さて、今回利用したのは海外旅行傷害保険の中の「乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用」というものです。要は、飛行機が遅延・欠航すると保険金がもらえるというものなのですが、勘違いしないで欲しいのはただ遅延・欠航するだけでお金がもらえるわけではありません。海外旅行傷害保険は、このあたりの中身をしっかり知っておかないと、せっかく保険を保有しているので、中身を知らないせいで保険金を請求できないというようなケースもかなりあります。
今回利用する保険の内容は、
搭乗する予定の航空機が、4時間以上の出発遅延、欠航、運休もしくは、搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能により、4時間以内に代わりの航空機を利用できなかった際に、食事代が発生した場合。
というものになっているので、欠航があった際に食事をして、そのレシートを提出すると3万円を上限に保険金がもらえるという内容になっているので、欠航や遅延が決まったら食事をしに行く必要があるんです。食事をしないと1円ももらえないんですよね。こういう内容の保険なので、しっかりと保険の内容を知っておかないと、せっかくの保険が活用できないという事態になるわけですよ。
ということで、欠航が決まったら美味しいごご飯屋さんをすぐに探す必要があるわけですね。そして、しっかりと領収書をもらっておきます。あとは帰国後にアメックスに電話をして、保険の申請を行います。
数日後には保険会社(損害保険ジャパン)から、書類が届きます。非常に便利なのが、書類を郵送する必要がなくて、すべてLINEで必要種類を提出することが可能になっています。
LINEでレシートなどなど必要書類をアップすると、
数日後には食事代100.50ユーロ=17,508円を振り込みしますと返事がきました。
そして、保険金も支払われて、飛行機の欠航という嬉しくない事態に巻き込まれながらも、ちょっと贅沢な食事を保険のおかげで楽しめたと考えると、気持ちも半分くらいは取り戻せたかなという感じです。近場で3万円の上限に近いような高級ステーキ店とかあれば最高なんですけどね笑。
ということで、海外旅行傷害保険つきのクレジットカードを保有している人は、
- 自動付帯なのか利用付帯なのか
- 保険で何がカバーされているのか
そのあたりはしっかりと確認しておいた方がいいです。特に今回のような「乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用」を請求する場合には、欠航するだけで帰国後にお金がもらえるというものではなく、欠航した際の食事代に対して保険が適用となるという内容なので、そこを知らずに帰国してしまう人も多いと思います。旅行前に保険の中身だけは知っておきましょうね。
ちなみにですが、海外旅行傷害保険がついている多くのクレジットカードは年会費有料で、しかも利用付帯というものが多いです。年会費無料で、海外旅行傷害保険が自動付帯という持っているだけでお得しかないデビッドカード「ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード」は年会費も無料なので、全員持っておくことをオススメします。保険の中身がめちゃくちゃ充実しているわけではないですが、年会費無料なのに自動付帯ですからね
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